利用多彩で安全安心な、ほくほくかぼちゃ。
特産のえびすかぼちゃは、8〜9月ごろに収穫時期を向かえます。町内で収穫したかぼちゃは全量加工用に仕向け、安定的な供給と長期保存が可能な食材として、さまざまな場面で利用されます。
えびすかぼちゃの他にも、「ジャンボカボチャ」はハロウィンの時期にだけJALが就航している全国各地の空港で様々な仮装が施されて展示されています。近隣の女満別空港のほか、東京、九州、沖縄まで。佐呂間町から全国へ飛び立ったジャンボカボチャ達は、空港に足を運んだ方々の目を楽しませています。
例えば、各農家から集められたかぼちゃはJAサロマ南瓜加工工場で、パウダー、フレーク、冷凍ペーストに加工されます。これらの製品はケーキ・クッキーなどの菓子商品やスープや料理の食料品にも多く利用されています。また、添加物を一切含まない製品で赤ちゃんの離乳食などにも使われており、利用多彩で安全安心な製品として人気があります。
工場では、受入れられた原料が洗浄後、機械で粗く皮を剥き、人の手で残った皮をそぎ、種とワタが取り除かれます。
再度洗浄され、1センチほどにスライスされたものがスチーマーで蒸しあげられ、裏ごしして半ペースト状になります。
さらに裏ごしして滑らかになったかぼちゃが、円筒型のドライヤーでシート状に乾燥され、粉砕機にて粉砕・包装され、パウダー・フレークが完成します。