町の魅力を熟知する店主と。自然体験宿、民宿ふく天

宿名:民宿ふく天
住所:〒093-0421 北海道常呂郡佐呂間町字浪速134
電話:01587-2-2670
WEB:http://www.ss-saroma.com/fukuten.html
(コロナウィルスの影響で、営業期間を変更している場合があります。)

宿泊業開業から半年。日々模索する体験型宿泊プラン

私自身生まれも育ちも、ここ佐呂間町なんです。隣町で自動車整備の会社も経営していますが、釣りと船が趣味だったので12〜13年前に観光船を手がけ始めました。
そんななか、近年佐呂間町内の宿泊施設が新型コロナウイルスの影響も受けてかなり減っていることや、特に国道沿いに宿泊施設がないことから観光客の方が困っている様子や声を見聞きしていました。そんな問題を少しでも解消し、観光客の方に佐呂間町をより楽しんでもらう宿泊施設にしようと今年5月から開業したのが、このふく天なんです。まだまだ始めたばかりの宿なので、今は完全予約制にして宿泊プランなどは日々模索しながら営業しています。
今は自社で行っている観光船との宿泊セットプランを検討しています。またその他にも佐呂間町の自然を生かした幌岩山登山やバードウォッチングなんかも宿泊客の方にはぜひ体験していただきたい。そんなことを夜に晩酌しながら手書きでメモを取りながら考えているんです。お酒を飲みつつ書いているものだから、次の日見返したら自分でも読めなくなったりするんですけどね。

町の魅力をとことん感じて。観光への熱い思い。

秋には展望台付近で松茸や舞茸を探したり、町の観光資源と結びつけた宿泊プランを用意することでここに宿泊いただいたお客様に佐呂間町の魅力をPRできると考えているのです。
ただ展望台に登ってオホーツク海を眺めることは誰にでもできるんです。このような素晴らしい観光地や名産品をただ紹介するだけでは、その魅力を十分に理解してもらえないと思うんです。私のように地元の人間が、丁寧に案内・紹介し紐解いてあげる”遊び心”が、その魅力や素晴らしさを余すことなく感じてもらう上で重要なんじゃないかな。例えば、春は山菜、夏はオホーツク海、秋は野鳥観察…。どこにでもあるありふれたものかもしれないけど、そういう観光客の方への丁寧な接客は大切だと思うし、これから実現していきたいと考えています。
宿で提供する料理も、料亭の高級志向のような料理はお出ししていません。
佐呂間町の自然の恵みから採ることができる山菜を自分で見つけて採ってご用意できるようにしています。山菜以外もできる限り佐呂間町で手に入る食材を使い、よその食材は使わないことを心がけています。やはり食事においても、地元の美味しいものを口にしていただくことが佐呂間町の観光PRにもなると思いますし、なによりレストランで食べるような食事よりも自然の恵みを活用した料理がここには適しているんじゃないかなとも思うんです。

魅力紐解くためにふく天へ

サロマ湖は世界の宝だよね。サロマ湖は日本では3番目に大きい汽水湖であって、オホーツクならではの夏と冬の寒暖差の大きい中で育つ生き物や食材をぜひ見て、食べて楽しんで欲しい。自分の生まれ育った町だから、この町の食材が1番美味しいと思っているし2番目に美味しい場所なんてないと思っている。他の町民もそう思っているかもしれないですが、大切なのはなぜ美味しいか。その理由を紐解いてPRしていく必要があると思うんです。
一次産業が盛んな町でもありますし、10年前までは観光地としてあまり整備されていない中、もっと佐呂間町の魅力をあの手この手で伝えることができないかなという思いがずっとありました。サロマ湖観光船はそんな思いで始めた事業の一つなのです。
ここにきていただけたらそんな魅力のひとつひとつを感じていただけると思うので、佐呂間町にお立ち寄りの際はぜひご宿泊ください。

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