仲良くなって、またここで。サロマ湖ゲストハウス、さろまにあん
宿名:サロマ湖ゲストハウス さろまにあん
住所:〒093-0423 北海道常呂郡佐呂間町浜佐呂間86-3
電話:01587-6-2718
WEB:https://saromanian.jp
(コロナウィルスの影響で、営業期間を変更している場合があります。)
マスターのしっぷさん
元船乗りの経歴から、とあるキャンプ場でしっぷさんとあだ名が命名。人の輪を作るのが大好き。
ママさんのよっちさん
結婚早々にしっぷさんから北海道行きを告げられるも、さらっと移住し気づけば20年。おしゃべり大好きなみんなのよっちさん。
創業20年、先代も入れたら40年
ー始められたきっかけは?
さろまにあんは、2002年の春に開業し、2022年で20周年をむかえます。
私の出身は三重で旅が好きで北海道にも年に何度も来ていたんですが、人の輪をつくるような仕事がしたくて良い物件を探しながら旅をする中、先代がやっていたさろまにあんに出会いました。オホーツクは夏の北海道の楽しさだけじゃなく、冬も流氷や氷上の遊びなんかもあって、とっても楽しい場所だと思って、ここでやってみようと思いました。さろまにあんは、私の前に先代のオーナーさんが20年も同じようにゲストハウスをやっていて、辞められるということだったので譲ってもらいました。その時から数えると40年の歴史があるたてものなので、鉄道時代の珍しいコレクションなんかもなぜかここにあります。なんでここにあるのかはわかりません。
結婚からいきなりサロマ、でも今はよっちさん
ーママさんはどんな経緯でさろまにあんに?
私、もともと東京で看護師をやっていたんですけど、結婚するときに「サロマにいくから」って言われたんですよ。で、「あ、そうなの?わかったー」という感じで一緒に来ました。ほんと、頼れるのはこの人だけ、って感じだったんですが、私、連れて来られちゃいました、あはは。北海道は好きだったし、人と関わる仕事に興味もあったし、新しい変化に抵抗はなかったです。もともとが看護師で、お話をしたり、人のお世話をするのも好きだったので、ワクワクしながら北海道に来ました。
新婚でこちらに引っ越してきたので最初は奥さんとしての振る舞いも慣れなかったんですが、今ではよっちと呼んでくれるご近所さんもいて、すっかり馴染んでいます。
お客さんの輪ができて、また来られる場所に
ーさろまにあんの特徴は?
もともと人の輪をつくりたくて、みんな仲良くなって、また来てもらえたらなって思って宿をやっているので、親戚とか友達みたいに親しみのある場所にしたいなあと思っています。
なので、お客さんが来てくれた時はお帰りなさい、旅立つ時はいってらっしゃい、って言うようにしています。たまに、初めて来てくれたお客さんから、「はじめてなんですけど」って真顔で言われることもあるんですが、めげずに続けています。
ご飯を食べる時は、どんな人なのかなとお話を聞いてみたりしていると自然と仲良くなって、その場にいる人どうしも仲良くなって、明日から一緒に旅をしよう、となることもたくさんあります。
夜も9時からお茶会をやったり、ひとり旅の人たちが自由参加で輪になってお話ができるような場もあります。毎日異業種交流会というか、いろんな旅人の面白いお話がきけて、とっても楽しいです。
たまーにすごく変わった人もいて、前に着ぐるみ冒険家なる旅人が来た時は私たちも気になって、ネットでも居場所をチェックしながらそろそろサロマに到着するころだな、あ、来た、みたいなこともありました。変わってますよね。
でも、本当にいろんな人が来てくれていて、歩いて日本一周している人、斜里から自転車に乗ってきた高校生、走って道内を回ってる人、鉄道跡を歩いてくる人、いろんなスタイルの旅人が来てくれて面白いお話を聞かせてくれるので、私たちも含めて盛り上がります。
今は、どんな人が来ても驚かなくなりました。
ゆっくり、楽しく
ーおもてなしで大切にしていることは?
まずは、苦痛を与えないことですね。あ、それは当たり前か。お客さんは長距離の移動で疲れている人が多いので、まずはゆっくりやんでもらって、それから情報交換とか、北海道をより楽しんでもらえるような場になったら、と思っています。
食事は、オホーツクの魚、サロマ湖の貝、地元のお肉や野菜など、地元の素材がなんでも美味しいので、できる限り地元の食材を使って、素材の味を楽しんでもらえるようにしています。宿の向かいに地元の新鮮な魚介類を取り扱う商店があるので、その日オホーツク海やサロマ湖でとれたばかりの新鮮な魚介類が食べられます。
一人5−6品は食べてもらえるようにしていますが、ご飯は自由にお代わりもしてもらって、お腹もいっぱいになってもらえます。
移動手段が無い人にも送迎と合わせてスポットを案内したり、冬場も氷の上でスノーモービルを使った遊びを体験してもらったり、夏だけでなく冬も含めて北海道も楽しんでもらえるようにしています。
いろんな会話や体験を通じて、お客さんどうしが仲良くなって、また来年来ようね、ってお客さん同士で仲良くなって来てくれたり、違う場所の道の駅でばったり再開して仲良くなってまた来てくれたりとか、たくさんの出会に支えられて私たちも続けられていますし、お客さんも楽しんでくれています。
これからも、出会いと楽しみを大切にしていきます。
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