冷涼で広大な牧場でのんびり大切に育てられる牛たち。

酪農の町でもある佐呂間町。乳用牛の頭数は、約8,800頭(令和3年統計)、佐呂間町の人口は、令和4年3月現在で4,768人。肉用牛が約14,500頭いますので圧倒的に牛の数の方が人口より多い町です。

生産した牛乳はすべて佐呂間町に大規模な工場を有する森永乳業佐呂間工場に集まりバター・生クリーム・濃縮乳・脱脂粉乳に加工されて、北海道乳製品ブランドとして全国へ出荷されます。
この工場には周辺市町村からも生乳が持ち込まれ、年間の生乳の処理量がなんと32万トン。一日に換算すると870トンを処理する計算になります。そのうち、佐呂間町の生乳は16%ですので、佐呂間町で生産されている年間の生乳量は5万1千トンとなっています(令和3年)。

佐呂間町は、サロマ湖のイメージが強い街ですが、冷涼で広大な牧場でのんびりと草を食べ育つ、乳牛たちの風景が青々と広がっています。

また全国有数の生産頭数を持ち、国内第1号の農場HACCP認証を取得したトップファームでは、黒毛和種と交雑種2種類の肉牛が大切に育てられています 。
牛の健康に徹底的に配慮した独自の飼料により、和牛、交雑種ともに高品質な肉質に育ち、お腹の調子を整え臭みのないお肉に仕上がります。

養豚業も盛んで、佐呂間町養豚生産者4戸で一貫生産された四軒團というブランドのさろま豚は、亜麻仁由来原料を配合した飼料を給与され、年間で約7,000頭、高品位な脂質が高く評価されているのです。