自家製の秘伝のタレ。一度食べればハマる美味しさ。焼肉ブータン

店名:焼肉ブータン
住所:〒093-0501 北海道常呂郡佐呂間町宮前町89-2
電話:01587-23-117
営業時間:17:00~23:00
定休日:不定休
(コロナウィルスの影響で、営業時間・定休日を変更している場合があります。)

きっかけは、お客さんと母の言葉

祖父の代で養豚を生業にしていて、お店自体は父の代から50年以上続いています。今でこそ父からお店を受け継ぎ焼肉屋を営んでいますが、実は初めは継ぐ気はありませんでした。当時、私は大学4年生で就職も決まっていたのですが、母が体調を崩したことをきっかけに佐呂間町へ戻ってきたんです。お店を継ぐきっかけとなったのは、お客さんからの「このお店が無くなってしまうのは寂しい」という声と、母が言った「私の城を守ってほしい」という言葉です。継いだ当初は本当に苦労しました。分からないことも多い中で、お客さんから、「先代はこうだったよ」という言葉をいただき悔しい思いをすることもありましたが、今思えばずっと見守ってくれていたのだと思います。「商売はお客さんに育てられるものだ」という言葉もありますが、それがとても身に沁みています。

他では味わえない、秘伝のタレを味わってほしい

こだわりはなんといっても「タレ」ですね。
もみダレ・漬けダレなど、ほとんどのお肉に味がついている状態で提供しています。使用しているのは自家製の秘伝タレ。タレの味は基本は変えずにいますが、時代やニーズに合わせて調整しています。本タレを軸に、提供する肉の種類に合わせてアレンジしているタレは、他では味わえないタレです。一度食べないと分からない美味しさがあるので、ぜひ実際に足を運んで堪能してほしいと思います。

良い素材を、一番美味しい状態で

一番人気は「牛サガリ」なんですが、それを含めたうちの三大おすすめメニューは、「牛サガリ」「豚サガリ」「ホルモン」です。来店されたお客さんのほとんどが頼まれます。
特に豚サガリは、他では珍しいメニューになっています。比較的あっさりしていて、牛肉とはまた違う味わいを楽しめます。焼いたあとタレにくぐらせて、前日に精米した米を炊いたほかほかのご飯と肉汁とのコラボレーションを楽しむのも良いのですが、あえてタレにくぐらせないというお客さんもいます。焼いてそのまま食べると、豚の脂の甘さがよくわかるので、気分によって変えてもらえればと思います。
ホルモンは、仕入れてすぐの鮮度の高いうちに下処理を行い、水分が多くトロッとした、柔らかく臭みのない仕上がりで提供しています。他では珍しい瑞々しいホルモンで、サッと焼いて肉汁を楽しむのもおすすめです。通常脂の多いホルモンですが、うちのは食べ飽きしないというのがもっぱらの評判で、焼酎との相性も抜群ですよ。
他にも多くのメニューがあるので、年代や好みに合わせて選んでください。

仕入れの工夫で、“安くて美味しい”を実現

お客さんに安く提供するため、トラック単位で仕入れを行っています。幸い多くのお客さんが来てくれるので、きちんと回すことができています。仕入れを工夫することで、比較的安く提供できています。おかげさまで、観光の方だけでなく、近隣からのお客さんも多く、お肉をうちで食べるために湧別や常呂、北見や網走からわざわざ足を運ばれる方もいます。
「タレ」が欲しいという声もいただいてるんですが、佐呂間町のAコープ(スーパーマーケット)さんで、味付き肉とタレも販売しています。Aコープさんから仕入れたブランドサロマ豚(四軒團)に、うちのタレで味付けしたコラボ商品も出していて、この商品はここでしか販売していないので、地産地消の取り組みにもなっています。

自分を育ててくれた人と町への想い

お客さんに育てられながら成長したこの店ですが、私自身もこの佐呂間町に育てられてここまで来ています。佐呂間町の魅力は、なんといってもここにいる「人」だと思います。
私個人の気持ちですが、お客さんというよりも、友達や家族の感覚に近いかもしれません。皆さん本当に良くしてくれるんですよ、いつも佐呂間町の人たちの暖かさに守られているなと感じます。その分、お店を育ててくれたお客さんにも、お返しがしたいという思いで日々営業しています。店内は150名ほど入れますし2階もご用意してるので、いろんなシーンで利用していただけます。自慢のタレと美味しい焼肉、居心地の良い空間をご用意してます。ぜひ一度足を運んでください。

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