地域の人々の『陽だまり』として、気軽に集まれる場へ。サロン おひさま

店名:サロン おひさま
住所:〒093-0502 北海道常呂郡佐呂間町永代町59
電話:090-7655-3465
営業時間:10:00~16:00
定休日:土曜日・日曜日
(コロナウィルスの影響で、営業時間・定休日を変更している場合があります。)

地域でつくりあげてきた交流の場所

「おひさま」は現在、ほぼボランティアで参加してくれているスタッフたちで運営しています。佐呂間でも、気軽に集まっておしゃべりをできる場所がほしいねということで、地域全体からの要望がきっかけで立ち上げられた、近隣の人たちの交流の場所なんです。
軽食もいくつか出していますが、とても手軽な値段で出しています。本当に場所代だけ頂いているっていう形ですね。
普段はここら辺のお年寄りの方がいらっしゃることが多いかな。みんなで集まって、コーヒー片手に何時間でもおしゃべりをしていい。そんな気軽な場所なんです。
公的な支援を受けず、完全に民間でやっているものですから、柔軟に、人々の協力を得ながら運営をしています。例えば、この建物も大家さんに協力してもらって借りていたり、看板や内装なんかもすべて廃材やリサイクル品を活用して、手作りで用意したりしました。それから、この壁に飾ってある絵も、実は地域の人が持ち寄ってくれたものなんですよ。
現在の「おひさま」の姿は、こうやって地域のみんなで作り上げられてできたものなんです。こうやって親しみのある場所になっていければいいなと思っています。

サロマを支え、サロマに支えられ。

おひさまは、お年寄り、特に一人暮らしの方の見守りの場所としても機能していると思います。お客さんやスタッフとおしゃべりをしに地域のお年寄りが来ることが多く、中にはほぼ毎日来てくれるような常連さんもいるんですよ。「来ないときは連絡してね」なんて声をかけることもありましたね。お互いに見守ることができるので、「ここがあってよかった」と言ってもらえました。
他にも、病院へ行くまでのバスの待ち時間で利用したり、少し具合が悪くなった時に休んでもらったりと、地域のお年寄りの居場所になっています。
それから、コロナ前はよくイベントスペースとして活用されていたりしたんです。マジックショーがあったり、音楽を発表する場となったり、色々なイベントがありましたね!これらも、お客さんたちが自分たちの得意を活かして、自主的に発案して回してくれました。私たちは場所を貸して、すこしお手伝いするだけ。おひさまで飾っている絵も、展覧会などに出すほどではないけど、みんなに見てもらいたいという人々が自主的に持ってきてくれるんです。こうやって、地域を支え、地域に支えられているのが「サロン おひさま」です。

ひとりひとりが、サロマを作り上げる主役。

今はお年寄りが多いおひさまですが、これからは子どもたちも立ち寄れるような、そんな場になれたら良いなと思っています。やっぱりそういう場って今は少なくなってしまっていますが、もしみんなが気軽に立ち寄れる場になって、いろいろな世代の交流の場になれたら、もっと地域全体が活性化するんじゃないかなって思うんです。
現在佐呂間町ではどうしても過疎化が進んでしまって、若い世代も少なくなっているんですが、それでも次の世代へよりいいものを残したいと思っています。
そのためにも、ひとりひとりが主役で、みんなでこの地域づくりに参加しているんだという意識を広げていきたいですね。といっても、そんな大層なことではなくて、例えば落ちているゴミをひとつ拾うとかでもいいんです。高齢者も若い人たちも、住んでいる人たち全体が自ら考えてまちづくりに参加できるようになったらいいですね。

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